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現国 「鷽(ウソ)。」

JUGEMテーマ:妄想

 

「私は人を愛する資格なんてない。」

彼女は少し顔をそらせて、うつむき加減に言った。

下手に泣き顔を作られるより、嘯いたようなその表情の方が彼女らしい。

 

僕はその表情を確かめながら、極めて冷静に口を開く。

「人を好きになったり、愛したりするのは、君の自由だよ。」

 

僕はここで一呼吸おいた。

彼女はうつむいたままだ。首が少しだけ揺れている。

感情が昂った時の彼女の癖だ。

 

「だけど、それを言うのなら、君には人に愛される資格がないということだろう。」

彼女は無言。

僕は続けた。

「僕は君を責めるつもりはない。けど、君とのあの約束はもう守れないよ。」

 

ほんの少しの間があって、彼女は更に顔をそむけたかと思うと、僕とは反対の方へ小走りに去って行った。

もう、薄暗くなった道。闇に紛れる彼女の背中を見ながら「お前が悪いんじゃないか。」

自分の心を握りつぶすように、僕はそっと呟いた。

 

さよならだけが

 

 

 

 

 

 

問題:

設問1 僕と彼女の関係性を推察し、「君とのあの約束」とは何だと思われるか答えよ。

 

設問2 「お前が悪いんじゃないか。」との僕の言葉は、彼女のことか、僕自身に向けた言葉のいずれかを答えよ。

 

設問3 設問2の答えに対し、その根拠を述べよ。

| もじょきち | あほくさDiary | 00:27 | comments(2) | trackbacks(0) | -
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僕とは彼女であり、彼は実在しないナレーションに過ぎず、彼女こそが彼自身であり投影である。彼が彼女に求める約束は自分が実は欲している欲求てあり。何かの障害で得られない現実である。その障害は彼が解決できないもしくは解決したくない事実である。=小説的解決
| やす | 2018/08/13 7:46 PM |

やすさん、ども。

100点満点中、220点です。
ちょっと感動しました。・・・ので、やすさんの小説的解決を求めて、更に「現国シリーズ」続けたいと思いました。
| もじょきち | 2018/08/14 8:20 AM |










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